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  1. 【バーバラ石津のツキイチマネーレッスン】

【バーバラ石津のツキイチマネーレッスン】

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 ツキイチマネーレッスン
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あんしん未来マネー塾のバーバラ石津です。
「※やさためしろい」メルマガ、ツキイチマネーレッスンを
お送りいたします。
  ※やさためしろい=やさしく、ためになり、おもしろいの略
  *
事務所のある大阪と居宅のある奈良を行ったり来たりしているバーバラです。
「え?奈良から通勤だと、どのぐらい時間がかかるのですか?」
と、よくたずねられます。
きっと奈良は山の中にある町で、交通の便も悪いところだと思われているのでしょう。
生駒山を越えれば大阪なんだけどなぁ〜・・・。
ま、しゃぁないです。確かに奈良には海もないし、内陸部であることに違いはないのですから。
   *
そんな奈良で、「全国豊かな海づくり大会」が開催されました。
「なんで、海のない奈良が会場になったん??」ですよね。
その理由が、奈良県のHPにありました。とてもいいのでご紹介します。
    ↓
「その答えは、海づくりは、山づくりと里づくりだからです。
 山から里を通って海に流れ込む豊かな川の水によって、海の幸は育まれます。
 そして、海の水は蒸発して雲となり、また山に降りたちます。
 この循環のどこが途切れても、私たちの環境は大変なことになってしまう。
 『山と里を愛し、川の水を守ることが豊かな海をつくることだ』とこの大会を通してみんなに伝えていきたい」と。

なぜ、このニュースに、心ひかれたのかはわかりませんが、
国内外に課題山積のこの国に生まれた次世代に、
「今の私たちができること」をしてやりたいという気持ちに対して、
この「清らかで美しい循環」を守っていく行動が、ピッタリしたのでしょう。
孫はまだ2歳。
いつか「山・川・海」の美しい循環の話をしてやりたいと思っているバーバラなのでございます。
 *
さてさて、
ハロウィン・サプライズともいえる日本銀行による追加の金融緩和策。
金融市場は大きく反応しました。
株価はすぐに大幅に上昇、ドル円相場もドル高円安方向に大きく振れましたね。

バーバラが一番気になったのは、
「また、こんな大規模な緩和策をしてしまって、元通りに戻れるのだろうか」
ということでした。背筋ヒヤヒヤです。
長い間のデフレ病には、強力なカンフル剤が必要なのでしょうが、
どうも、今の政治をみていると、本気で大手術中の患者の方に神経が集中しているとは思えないのです。
あたかも、患者の容態そっちのけで、私語(選挙対策)が飛び交う手術室のようで恐ろしい気がしてなりません。

どうも、バーバラのような一般市民には、
「ほんま、大丈夫なんやろうか」・・・心配つのる年の瀬になりそうです。
 
今回はテリーさんが、予想外のことが起こった時の反応と、消費税の先送りについての
力のこもったレポートを寄稿してくださいました。休日を利用して、じっくり読んでくださいね。

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テリーの「やさためしろい経済」
【予想外のことが起こった時ほど反応する】
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
前回は、株価変動の要素について書きました。

株価は
(1) 基本的に企業の価値(大体業績と同じ)によって決まるが、
(2) 投資家の心理の影響も大いに受ける、
といった内容でした。

欧州経済の先行き不安などにより、世界経済の見通しが冴えないことが(1)、投資家の心理を暗くし(2)、株価の下落につながった、けれども、さてそれほど経済は悪いのだろうか、そのあたりは次回に、というところで終わりました。

結論だけ言えば、世界経済はそれほどひどい状況ではありません。
ただ、勢いには欠け、何かあればストンと悪化してしまうような弱々しさが漂っています。
そんなわけで、世界を見渡しますと株価もフラフラしている市場の方が多いのが現状です。

えっ?日本は上がったじゃないか、とおっしゃるかもしれません。
確かにそうです。
ただしそれは、日本に限った特殊な動きだと思った方がいいでしょう。
日本には、株価押し上げに影響が大きい決定的な「事件」が二つ、ほぼ同時に起こったのです。
今回はその点について書いてみます。


◆景気は決してよくはない

その前に改めて確認しておきますが、
株価にとって最も重要な要素は企業の業績です。
その業績に影響を与えるのは景気であり、将来の経済の状態です。
では、株価が上がったからには日本の景気はいい、よくなっている、よくなっていく、ということなのでしょうか。
いいと言う人もいますが、どうも全体としては冴えないというのが実感だと思います。

そこで、ひとつ参考になる経済指標を挙げておきたいと思います。
それは「景気ウォッチャー調査」です。
小渕政権の時の経済企画庁長官だった堺屋太一氏が提唱して作った指標で、
主に普通の生活者たちに、
「おたく、景気どないでっか?」
と問うアンケートへの回答を数値的にまとめたものです。

街のどこにでもいる普通の人たちの景気の実感、といったものなので、しばしば「街角景気」とも呼ばれます。
毎月、内閣府から公表されており、ここ↓から過去の分まで読むことができます。
http://www5.cao.go.jp/keizai3/watcher_index.html
直近はこれです。
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2014/1111watcher/bassui.html

景気はパッとしないと感じている人が多いことが、一目でお分かり頂けると思います。

私のような普通の労働者や生活者の多くは、給与がそれほど増えているわけではありません。
ボーナスが増えたとよく言われますが、
そもそももらっている人の割合が減っていますから、全体を見渡せば所得の伸びはそう高くありません。
富裕層や、前々から株式投資などを続けて着々と準備してきた一部の人を除けば、
ここまでの株高の恩恵も行きわたっていません。
オマケに4月の消費税率引き上げもあって物価が上がっています。
物価の上昇分を割り引いた「実質所得」は増えていないか、
むしろ減っているくらいだという人も多いと思います(このあたりは、2回目に書きました)。

ということで、景気はそれほどよくはないのですが、しかし株価は急激に上がりました。なぜでしょう。


◆二大政策が株価を押し上げた

それは、先ほど触れた二つの「事件」によります。

一つは、金融の追加緩和が発表されたこと、
もう一つは消費税率の引き上げが見送られる可能性が高まったことです。

金融と財政による景気刺激策がほぼ同時に発表されたのに等しいです。
あえて「事件」としたのは、そのくらい唐突だったからです。
予想外のことが起こった時こそ株価は大きく反応する、という教科書のような動きとも言えます。

消費税率引き上げの先送りは、厳密に言えば財政支出拡大による景気押し上げ政策とは異なります。
しかし、景気にマイナスとなる税率引き上げがなくなれば、マイナスがゼロになる、つまりプラスの効果があると考えることは可能です。

とはいうものの、
景気が沈滞しているのは、4月の消費税率引き上げの影響だけではありません。
来年10月の増税がなくなれば景気がよくなる、という保証もありません。
また、日銀が追加で行う金融緩和策がどれだけ景気にプラスになるのか、批判的な意見も含め疑問も示されています。

何もしないよりマシなことは確かですから、何がしかの効果はあるでしょう。
株価が上がるのもまあまあうなずけるというところです。
しかし、ここから先も期待していいかどうかは、なかなか難しいところかと思っています。

意味不明の衆院解散の思惑までもが株式の「買い材料」になっていることは、少々気になるところです。
海外投資家を含め、投資家の少なからぬ人たちが、
2005年の小泉郵政解散とその後の株価急騰を今の相場に重ねあわせているようなのです。
投資家の心理が強気に傾きすぎていることを示しているのかも知れません。

消費税率引き上げの見送りにほぼ全員賛成の中で、この意味不明の解散が行われるなら、
「総選挙が必要だったか否かが投票の最大の判断基準」というふざけた話になる可能性もありそうです。
どうも、おかしなことになってきました。
 
・・・と書いたのが11月15日のことでしたが、
週明け17日に発表された日本のGDPは投資家の肝を冷やす内容でした。
4-6月がマイナスだったので、7-9月は少しはプラスになるだろうと、エコノミストたちは予想し、投資家もそう思っていたのですが、ふたを開けてみたら実質GDPは前期比マイナスの0.4%、年率だとマイナス1.6%でした。

2期連続でGDPが減るのは、定義上(というか、この世界の慣例上)、
リセッション、つまり景気後退ということになります。
やっぱり街角の景気ウォッチャーの方が正しかったのかも知れませんね。

これで、「ははーん」と合点がいったことがあります。
日銀が唐突に追加緩和を発表し、安倍首相が消費増税の先送りに傾いたことです。
景気指標の予想外の悪化をすでに嗅ぎつけていたのかも知れません。

プロの投資家たちは慌てて株を売りました。
二つの「事件」を受けて大喜びで株を買ったものの、
そこにはGDPの低下という隠れた落とし穴があった、というわけですね。
市場の上げ下げに一喜一憂することの浅はかさ、恐ろしさを改めてかみしめるとともに、
選挙なんかやっている場合かよ、という雰囲気が広がってくれることを期待しておくことにします。

今回は大変長くなってしまいました。
次回は年末でもあるので、短くも明るいトーンで締めくくりたいと思っていますが、さてどうなりますか。

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