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  1. 【バーバラ石津のツキイチマネーレッスン】

【バーバラ石津のツキイチマネーレッスン】

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 ツキイチマネーレッスン
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あんしん未来マネー塾のバーバラ石津です。
「※やさためしろい」メルマガ、ツキイチマネーレッスンを
お送りいたします。
  ※やさためしろい=やさしく、ためになり、おもしろいの略

今年のシルバーウィークは好天に恵まれましたね。
ここ数年に比べて9月前半の気温は低めだったので、紅葉はじめた街路樹がちらほら見られます。
我が家の柿の木も例外ではなく、実はほんのり色づいてきています。
48年前に父が植えた富有柿のなる木なのですが、
塀のきわに植えられていたので、とうとう塀にひびが入ってしまいました。
「塀が倒れて、歩行者や車にあたったら大変!」という親戚や家族のアドバイスもあり、
石垣と塀を工事することにしたのです。
巨木になってしまったので、移植することもできず、切り倒すことになってしまいました。
日頃はあまり気に掛けることもなかった柿の木でしたが、
我が家の秋の風景にはなくてはならないものだっただけに、とても淋しいです。
これからどんどん秋が深まっていくのに・・・、ホンマ切ないです〜。
  *
さてさて、今月もテリーさんからいいレポートが届きました!またまたタイムリーなテーマです。
大切なお金を投資すると、それが多い少ないにかかわらず、はらはらドキドキするものですね。
上がったり下がったりは繰り返し繰り返しやってくるもの・・・なのですが、やっぱり、怖いものです。
特に今そういう思いをされている方がいたら、ぜひじっくり時間をかけて読んでみてくださいね。

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第15回 テリーの「やさためしろい経済」
【大荒れとなった株式市場と今後の注目点
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この1ヵ月、世界の株式市場は大きく揺れました。
前回号の配信直前の8月21日、日経平均株価の終値は19,435円でしたが、12営業日で17,427円(9月8日)へと、一気に2,000円も下落しました。
6月の高値20,868円からですと下落幅は3,400円以上で、率にすれば16%に達しました。
直近の高値から安値までの下落率をほかの国でも見てみますと、米国はダウ平均が14.4%、ドイツはDAXが22.0%、中国は上海総合が43.0%といった具合です。
先進国と主な新興国の株価を示すMSCI All country Local指数は12.7%でした。

大荒れと書きましたが、10%台半ば程度の下落であれば、暴落というほどではありません。
暴落というのは、1987年10月19日の米国ダウ平均22.6%や、翌20日の日経平均14.9%などを言うのでしょう。
どちらも1日の下落率です。

しかし、1日であろうと10日かかろうと、下落は下落。
4割以上のまさに暴落となった上海だけでなく、世界的に重苦しい空気が漂っているのも事実です。
こうした時は、基本に立ち返ることにしています。
基本に立ち返るとは、「株価は何で決まるのか」という本質論に戻る、ということです。


◆株価は利益に連動する

株価指数だと分かりにくいので、個々の企業で考えてみましょう。
企業はモノやサービスを売り、それにかかった費用を差し引いたものを損益として計上します。
利益が出ていれば、多くの企業が配当金を株主に支払います。
利益が配当金を上回っていれば、その差額はいわゆる内部留保と呼ばれるものですが、これも本質的には株主のものです。

利益が増えている企業は、配当を増やす可能性が高いです。
仮に配当金を払っていないとしても、その余地、あるいは可能性が増します。
ならばその分だけ株価がより高くなるのは自然なことです。
利益との間にあるこうした関係こそが、株価を決定する根源的な仕掛けであり理屈です。

ここで重要なのは、必ずしも「いま」利益が出ているかどうかではないことです。
将来の利益がいまより少なくなるのであれば、その時点の株価はいまの株価より低くなる、というのが、これまた理屈というものです。
いまより株価が下がるのなら、いま売っておくべきです。
このようして、将来の利益の予想がいまの株価を変動させることになります。

では、投資家はどうやって将来の利益を予想しているのでしょうか。
いろいろあります。
まずは企業の経営者に「儲かってまっか?」と聞くのが手っ取り早いので、アナリストたちは会社の業績説明会に出たり、企業を訪問したりしてヒントを得ようとします。
ただ、経営者だって将来が全てわかっているわけではありません。

そこで、企業を取り巻く環境がどうかを調べることになります。
原油価格が下がっているから、多分コストが下がっているはずだ、とか、中国の景気が怪しいなら、この会社の中国向け売り上げも落ちている(落ちていく)だろう、とか、知恵を絞って想像します。
アナリストだけでなく、投資家の多くがこのようにして将来の利益を想定し、不確かな想定に基づいて将来時点での株価はいくらぐらいが妥当かと考えを巡らせます。


◆株価が示す将来予想

もっとも、いくら考えを巡らせたところで私たちに将来の事実は分かりません。
しかしここで面白いことが起こります。
投資家が「将来をどう予想しているのか」ということを、株価から逆算することが可能となるのです。

今の株価=今の実体+将来予想だとしてみましょう。
株価が下がっているとしたら、今の実体が悪化しているか、将来についての予想が引き下げられているかのどちらか、またはその両方ということになります。

では今の日本株はどうでしょうか。
企業利益を示す数字は、現時点で悪化していません。5月以降、ほとんど横ばいです。
なのに株価がこれだけ下がったということは、将来に関する予想が悪化したからにほかなりません。

利益に対する株価の倍率を示すPER(株価収益率)という便利な尺度があります。
株価÷1株当たり利益で求めます。
9月8日に日経平均の予想PERは13.98倍、TOPIXは14.89倍に低下しました。
このうち日経平均のPERは昨年10月14日とたまたま全く同じで、過去1年の最低値です。
今は先行き予想が最も悪化している状況と言っていいでしょう。

将来の業績が悪化するとの市場の予想が正しいか間違っているか、それは分かりません。
ただ、これほどまでに先行きを悲観的に予想することはそうそうない、ということは言えます。
直近の株価下落は、実体の悪化というよりも、将来の悪化を予想した結果であり、かつ、その悪化予想自体はかなり株価に反映された、と言い換えることができると思います。


◆ここからの焦点

市場参加者の将来予想が十分に慎重・悲観的になっている(ように見える)ことから考えますと、これ以上株価が下がるには、実体が予想以上に悪化する必要がある、ということになります。

株価は、実体と将来予想の合計で決まるので、普段は動きがとても複雑です。
中途半端なところにあるときには、株価は上にも下にも動き得るものです。
しかしいまは、予想の悪化がすでに株価を大きく押し下げました。
ですから、今後の動きは実体次第と言ってよさそうです。
実体が良くならなくても、悪くならなければ株価は上がる可能性があるとさえ思っています。

ただし実体が悪化する可能性も確かにあります。
中国景気の悪化がいまや市場参加者にとって最大の懸念要素ですが、ほかにも、世界経済が停滞気味であることなどは大きなマイナス要素です。
そういう意味で、ここから11月の半ばごろまでは、とても大事な時期です。
3月決算企業のいわゆる中間決算の発表(10月下旬から)と、今期の通期業績予想の修正(早ければすぐにでも)が行われるからです。

PERに限らず、株価の割安や売られ過ぎを様々な指標が示しています。
けれど、リーマンショック寸前の2008年夏にも、株価はやはり割安に見えましたから、まだ安心はできません。
あの時は、実体がその後大きく悪化し、割安に見えたが実は割安ではなかった、ということが後になって分かったのでした。

今回もそうなるかどうかの判断は、数字を冷静に見ることによってのみ可能です。
買い、売り、どちらにも動けるよう、決め打ちをせず、心をニュートラルにしておくべきタイミングだと思っています。

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