あんしん未来のための「お金の基礎知識」が学べます
学んで行動する貴女を応援するサイト!
〒540-0012 大阪市中央区谷町3-1-25-802
  1. 【バーバラ石津のツキイチマネーレッスン】

【バーバラ石津のツキイチマネーレッスン】

◆◇--------------------◆◇
 ツキイチマネーレッスン
---------151023-----------

あんしん未来マネー塾のバーバラ石津です。
「※やさためしろい」メルマガ、ツキイチマネーレッスンを
お送りいたします。
  ※やさためしろい=やさしく、ためになり、おもしろいの略

秋ですねぇ。
街路樹が色づき、紅葉の美しい季節になったことを実感させてくれています。
店の軒先には、かぼちゃの置物が堂々と鎮座ましまして、パンプキンケーキなど、かぼちゃを使ったお菓子や料理がメニューを彩る季節でもあります。
このハロウィンが(特に若者の間で)定着したのは、いったいいつ頃のことなのでしょうか。

大阪市営地下鉄の千日前線では、10月31日に「ハロウィン列車」を走らせるとのこと。
以下大阪市のホームページより
『・・・小学生以下のお子さまを対象とした「ハロウィン・カーニバル列車」を運行し、車内で親子仮装コンテスト「ハロウィン列車内を親子で仮装RUNWAY!!」を開催します。夜には、仮装した大人を対象とした「ハロウィン・ホラーナイト列車」を運行し、千日前線野田阪神駅で「野田阪神駅でハロウィン・ホラーナイト!〜あなたは、これまで見たことがない駅を体験する〜」を開催します。・・・』
(興味のある方は、http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kotsu/0000327287.html こちらを参照くださいませ。)


「ハロウィン・仮想」というと、ハロウィン仮想パーティーを楽しんでいた日本からの語学研修生が、強盗と間違えられてピストルで射殺された事件を連想してしまうので、余りいい印象はありません。
クリスマスと並ぶイベントに昇格したハロウィン、皆さまはどのようにしてお過ごしになりますか?
  *
さてさて、今月もテリーさんからレポートが届いています!
「ラグビーのワールドカップ」を例にした話ですから、とてもタイムリーで、「あぁなるほど!」です。
南ア戦でのあの「さくらの戦士たち」の戦いぶりは、リスクに果敢に立ち向かっていく「強いチカラ」を私たちにみせつけてくれました。
最後まで途切れなかった心身の集中力は、本当に素晴らしかったですね。
あのシーンを思い出しながら、読み進めていってください。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
第16回 テリーの「やさためしろい経済」
【起こり得ないことが起こる時
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

イギリスで行われているラグビーのワールドカップで、日本が南アフリカに勝ちました。「ラグビー史上、いやスポーツ史上で最大の番狂わせ」などとも言われました。
日本が勝つとほとんど誰も予想できなかったのは、過去の実績から見て当然でした。
南アフリカは、これまでの7大会のうちで2回優勝しており、ワールドカップで負けたことがある相手はニュージーランド、オーストラリア、イングランドの3ヵ国のみ、という超強豪国です。
かたや日本は、出ると負けで通算成績は1勝21敗2引き分け。
最後に勝ったのは第2回大会(1991年)で、その後は引き分けを挟んで負け続けています。
「それはどのくらいの『大事件』だったのか」というQ&Aがネットで飛び交いましたが、大相撲で言えば、幕下序の口が横綱大関クラスに勝ったくらい、でしょうか。

日本でもそれなりに盛り上がりましたが、海外での騒ぎは日本の比ではありませんでした。
新聞、テレビ、YouTubeなどでご覧になったかも知れません。
再度相撲で言えば、すべての座布団が飛んで横綱が下敷きになり骨折するほどの大騒ぎ、と言えましょうか(笑)
試合直後のラグビーファンの熱狂は凄まじく、それこそ想像を絶するものでした。
ああした盛り上がりを2019年の日本大会でも見たいような、怖いような(笑)

予想外のことが起こった時に衝撃が走るのはスポーツの世界だけではありません。
「想定外」という言葉が広がった2011年3月11日の超巨大地震、大津波、福島第一原発の大事故がそうでした。
金融市場では、2008年9月のリーマンショックが典型的な「予想外の事態」だったと言えます。

リーマンショックが起こる少し前の2006年頃まで、世界の経済はインフレ率が低い中で安定した成長を続けていました。
その心地よさから、童話の主人公の名前にちなんで「ゴールディロックス」とも呼ばれました。
熊の親子の家に迷い込んだゴールディロックスが、熱すぎず冷たすぎもしないちょうど良い温かさのスープにありつく、という一場面から来ています。
2000年代半ばの世界経済は、インフレでも景気低迷でもない、ぬくぬく〜とした実に平穏な状態だったのです、少なくとも表面的には。

いい塩梅だったはずなのに、その後世界の株価は暴落。
株式市場にとどまらず、景気は大きく悪化し主要国の経済はどこもマイナス成長、早い話が大不況に陥りました。
日本でも、たとえば「期間工」と呼ばれる工場労働者の大量解雇など、社会的にも大きな問題が次々と起こりました。

あれから7年。
「百年に一度」と呼ばれた危機を語る人はめっきり減りました。危機意識は薄れています。
しかし、危機の根源そのものが解消したわけではなく、むしろ悪化している部分さえありそうです。

現在、景気の足取りは鈍いですが、インフレは十分に抑えられており、金融も総じて超緩和状態が続いています。
これが安心感の背景です。
そして今の景気低迷は、「リーマンショックやその前のサブプライムローン問題に始まった金融危機の後遺症だ」、という説明をよく聞きます。
その説明には、「だからいずれはよくなる」という予想が続きます。
それは本当でしょうか。事実は逆かもしれません。
つまり、現在の金融システムが抱える問題や世界経済の構造こそが、現在に至る景気低迷の原因であり、それこそがリーマンショックを引き起こした、という理解もあり得るのです。

私は2年ほど前から、その可能性がもしからしたらあると考えるようになっていましたが、最近、その思いが強まりました。
危機は去ったように見えますが、危機の根源は何ら解決していないように思えるのです。
もしそうだとすれば、今後も似たような危機が現実化する可能性は小さくないでしょう。

詳しく説明すると長くなりますし、私自身まだ十分に整理できていないので、今日はここまでにしておきます。
ただ、金利をこれだけ下げ、株価も大きく上がったのに、景気はいっこうに良くならず、物価も世界的に上がってこない、ということだけ見ても、経済が何がしか問題を抱えていることは明らかです。


さて、日本にまさかの敗戦を喫した南アフリカですが、その後の3試合に勝って予選リーグBグループの第1位となり、準々決勝でもウェールズを破って準決勝に進みました。
やはり強いです。その南アフリカに勝った日本も、それなりに十分強かったと言えます。
ワールドカップ本大会の予選で3勝してベストエイトに進出できなかったのは、今回の日本が初めてです。
また、意外にも日本が強いことを再認識したスコットランドは、気を引き締めて準備を念入りに行ったことと、日本が中三日という厳しい日程だったこともあって日本に圧勝し、その後ベストエイト進出を果たしました。

南アフリカは、日本を決して軽視していたわけではないでしょうが、負ける可能性までは考えていなかったに違いありません。
それこそが、日本が勝てた第1の理由だと私は思っています。
日本の実力が上がっていたことは確かですが、もし南アフリカがスコットランド戦くらいの危機感をもって日本と対戦していたら、結果はどうだったでしょうか。
スコアは34-32ではなく15-40くらいだったのではないかと、ざっくり考えています。

いま、金融市場で最も警戒されているのは、一つは中国の景気の先行きであり、もう一つは米国の利上げです。
それらの危険レベルは、たとえて言えば、南アフリカにとって予選グループで2番目に強いスコットランドとの対戦のようなものです。
危ないと分かっている相手なわけです。
しかし本当に恐いのは、むしろそれ以外です。
特に、超のつく金融緩和が長引いていることが生み出す問題には、大いに注意が必要でしょう。
金融緩和が続きそうだから株価も安心だ、などと考えていると、南アフリカの二の舞を演じることになりかねません。

もちろん、今すぐ再びリーマンショック並みの危機に陥るというわけではないと思います。
また、前回も書きましたが、日本の株式市場は中国の景気悪化や米国の利上げを警戒し、通常よりかなりの割安水準にあると見ています。
加えて、季節的には1年で最も株価が安く、つまり最も買い場となることが多い、というタイミングでもあります。
ただ、目に見えにくいだけに危機への準備はより困難です。
「見えない」から「無い」、というわけではないことは、常に忘れないでおきたいものです。


※以下、訂正というか、追記です。

中国の経済統計、なかでもGDPの数字は嘘くさい、という話を以前しました(第12回)。
市場関係者の中にも、他のいくつかのデータを基に実際の成長率は3〜5%くらいではないかと述べる人が結構います。
私もそう思っていたのですが、最近になって、そうでもない、つまり政府統計から大きく異なっていないという根拠に触れました。
それどころか、成長率は7%を上回っているとの説明さえ出ています。
中国が問題を抱えていることに変わりありませんが、目先については悲観し過ぎたら間違えると思いますので、一部前言撤回します。

もう一つ、新興国を巡る状態についてですが、米国でFFレートの引き上げがあるとドルが買われ自国通貨が安くなるため輸入品物価が上がり、物価押し上げ圧力が強まる点も懸念材料だと書きました(これも第12回)。
しかし、より重要なのは、膨張している外貨建て債務の方かもしれません。
自国通貨の値下がりは、ドル建て債務の返済をより困難にさせるからです。
円で言えば、1ドル80円から120円への円安になると、1ドルの借金を返すのに円が5割も余計に必要となるわけです。
この問題は、輸入品物価の上昇によるインフレ圧力の比ではないかも知れません。
一方、ドル高・自国通貨安には、輸出競争力の改善というプラス面もあります。
しかしこちらは、主要輸出先の需要が弱いことで、かなり相殺されてしまっているようです。

以上、長い追記でした。

∽…∞…∽…∞…∽…∞…∽…∞…∽…∞…∽
あんしん未来マネー塾 バーバラ石津
〒540-0012 大阪市中央区谷町3-1-25-802
TEL: 06-4790-2557
Mail: barbara@my-nenkin.jp
∽…∞…∽…∞…∽…∞…∽…∞…∽…∞…∽
▼メルマガ配信停止はこちらから▼