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  1. やっと日本人になったように思います
 

やっと日本人になったように思います

2016/05/04
 平成27年GW前のこと、ある事業所から社会保険の適用を依頼されました。

 法人であれば事業主一人であっても社会保険の加入が義務付けられていますが、
その意識は低い上、報酬に応じて算出される保険料は、売り上げの多寡にかかわらず容赦なく指定口座から毎月引き落とされますので、加入を躊躇している事業所もあります。
この事業所の場合は、自分ひとりだから加入することもないと判断していたということで、年金事務所から出頭するように命じた書類が届き相談に来られたというわけです。


 加入するのは、事業主であるAさんのみ。Aさんには奥様がおられ、非常勤の役員で報酬は月額7万円。もちろん、国民年金の第3号被保険者としての手続きもしましたが、気になったのが、奥様の年金加入歴。
 Aさんと結婚後は、国民年金に加入してこなかったとのこと。
学校を卒業後の職歴(年金加入歴)を書いて頂きましたら、厚生年金の加入期間が8年程ありました。
奥様は、ちょうど5月に51歳になられます。
10年後納制度の説明をさせていただき、遡って10年分の国民年金の保険料を納付していただきました。
(平成27年9月30日までであれば、10年の後納制度が利用できました。Aさんの奥様は、10年後納制度利用については、滑り込みセーフという方でした。)

 まとめて10年分を払うと百数十万円になりましたが、将来について不安になっていた奥様へのいいプレゼントになりました、とAさんは話してくださいました。
 奥様からも、「やっと、日本人になったように思います。ありがとうございました!」とお礼を言われ、こちらも嬉しくなりました。

  <Aさんの奥様の年金加入期間を整理すると・・・>
   20歳〜51歳になるまで・・・厚生年金加入期間8年3か月のみ
   10年後納制度を利用・・国民年金加入期間は遡って10年間できる
   51歳から60歳まで・・・61歳のAさんが65歳になるまでの間は国民年金第3号被保険者
              Aさんが65歳になって年金受給者になれば、
              国民年金の第1号被保険者になり60歳まで保険料を納付する。

  以上のようにすれば、
  年金受給する権利がもらえる25年以上の受給期間(8年3か月+10年+9年→27年3か月>25年)を満たすことができるので、65歳からは、老齢基礎年金と老齢厚生年金を受給できることになります。
 (なお、消費税10%に引き上げられると、25年の加入期間は10年に引き下げられる予定です。)


現在も過去5年分納付できる後納制度があります。

後納制度とは、時効で納めることができなかった国民年金保険料について、
平成27年10月から平成30年9月までの3年間に限り、過去5年分まで納めることができる制度です。
もし、過去に厚生年金や国民年金の加入期間がある場合で、
直近は年金保険料を滞納されている方がおられましたら、5年分後納してみませんか。
この機をお見逃しなく!!!